ベトナム情報

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1. ベトナムプロフィール

1)正式名称
2)政体
3)首都
4)面積
5)人口
6)民族
7)言語
8)宗教
9)略史


10)在留日本人
11)気候
(和文)ベトナム社会主義共和国 (英文)Socialist Republic of Viet Nam
社会主義共和国
ハノイ
32万9241平方km
7971万人(2002年)
キン族(ベトナム人)90%、少数民族
ベトナム語
仏教(80%)、カトリック、カオダイ教ほか
紀元前2世紀ごろから中国の支配を受けたのち、10世紀に独立。1883年フランス の植民地となる。1945年ベトナム民主共和国として独立。1954年南北分割。1965 年米軍直接介入開始。1973年のパリ和平協定を経て1976年南北統一。
2659人(2001年10月)
北部は亜熱帯性気候で、四季の変化がある。南部は熱帯モンスーン性気候で、乾 季と雨季の二季がある。ハノイの平均気温は摂氏27.3度。

2. 業務のための基礎データ

2.1 時間
日本との時差 :-2時間
サマータイム :実施していない
2.2 祝日
1月30日~31日 テト(旧正月)休日
2月 1日~ 2日 テト(旧正月)休日振替休日
5月 1日 メーデー休日
5月 2日 南部ベトナム解放記念日振替休日
9月 4日 ベトナム建国記念日振替休日(2006年)
官公庁の休日 :上記祝日と土曜日、日曜日
2.3 ビジネスアワー
官庁 8:00~16:30(昼食休憩11:30~13:30、土日休み。*実態に基づく)
銀行 8:00~15:30(昼 食休憩11:30~13:00、土日休み)
商店 9:00~20:00(終業時間は店によって相当のばらつきがある)
2.4 言語
業務 :ベトナムでは、概して外国語の通用度は低く、業務上ではベトナム語への通訳 を必要とする場合がほとんどである。中央省庁窓口部署では英語がある程度通 用し、通訳不要のこともあるが、込み入った話には英越または日越の通訳が必 要である。地方では、英語はまず通じないと考えたほうがよい。 英語以外では、フランス語、ロシア語が通じる場合がある。日本語が通じること はまれである。 ホテル、買い物、食事 :外国人が利用するホテル、レストラン、土産物店では、 ある程度英語が通用する。市場、一般商店などではベトナム語しか通じない。
2.5 通貨
通貨 :ベトナムドン(VND)
為替レート :1米ドル=1万6182ベトナムドン(2008年5月20日現在)
2.6 関係機関
【在外日本関係機関】
●在ベトナム日本大使館
住所 :27 Lieu Giai Street, Ba Dinh District, Hanoi
電話 :04-8463000
FAX :04-8463043
●在ホーチミン日本総領事館
住所 :13-17 Nguyen Hue, District 1, Ho Chi Minh
電話 :08-8225314
FAX :08-8225316
●日本貿易振興機構(JETRO)ハノイ・センター 住所 :3rd Floor, 63 Ly Thai To
電話 :04-8250630
FAX :04-8250552
●国際協力銀行(JBIC)ベトナム事務所(ハノイ) 住所 :6th Floor, 63 Ly Thai To
電話 :04-8248934~6
FAX :04-8248937
●ベトナム日本商工会(ハノイ) 住所 :63 Ly Thai To
電話 :04-9433570
【ベトナムの関係官公庁】
●計画投資省(MPI) 対外経済局(FERD) 住所 :2 Hoang Van Thu
電話/FAX :04-8230202
E-mail :ktdnmpi@hn.vnn.vn
2.7 有用サイト
http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/index.html(外務省「各国・地域情勢」)
http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/index.html(外務省「渡航関連情報」)
http://www.jicavietnam.org.vn(JICAベトナム事務所ホームページ)
http://www.undp.org.vn(UNDPベトナムホームページ)
http://www.undp.org.vn/undp/partner/index.htm(ODA関連機関のHPリンクページ)
http://www.adb.org/VietNam(ADBベトナムのホームページ)
http://www.ngocentre.netnam.vn(NGOリソースセンター)
http://www.cpv.org.vn(ベトナム共産党)
http://www.na.gov.vn(国会)
http://www.undp.org.vn/undp/partner/links/vnmin.htm(ベトナム政府 :UNDPリンクページ)
http://www.undp.org.vn/undp/partner/links/vnuni.htm(ベトナムの大学 :UNDPリンクページ)
http://www.lib.utexas.edu/maps/vietnam.html(ベトナムの地図各種)

3. 住宅

3.1 住宅事情
  ベトナムでは、許可証があれば外国人に家屋を賃貸することが許されている。 賃貸料は、5~6年前の建設ラッシュ時に比べて半分以下になっている。しかし、 ベトナムでは不動産仲介業が未発達なため、独立住宅を借りる場合は、大家が 正当な法的手続きを行っているか、税金を支払っているかなどを自分で調査・管 理する必要がある。許可証、税金に関する公安とのトラブルのほか、安全面での 問題も多く、さまざまなトラブルが想定されるので、賃貸契約は正確性と安全面を 重視して、慎重に行うべきである。 上記の理由から、現在、外国人(特に日本人)で一軒家を借りる人は急激に減 り、合弁企業による外国人専用のサービスアパートに住む人がほとんどである。
3.2 住宅の探し方
ベトナムの主な住宅・事務所賃貸会社は、以下のとおりである。
・International Centre(事務所のみ)
・Brooke International
・Co Co International
・Daeha Business Center
・Mayfair Hanoi Limited
・Hanoi Club
・Jana Garden Terrace
・Oriental Palace
・Pan Horizon
・REGUS
・Rose Garden Tower
・Somerset Grand Hanoi
・Somerset West Lake
・Sedona Suites Hanoi
・Sun Red River
・Thanh Cong Villa
・The Press Club Business Centre
・V-Tower
・DMC-Tower
3.3 住宅選定上の留意点
  一軒家を借りる場合の住宅を選定する上での留意点は、以下のとおりである。 ベトナムでまず第一に注意しなければならないのが、家の近くの道路が台風 や大雨の時にどうなるか、排水に関して特に降雨時に問題はないか、である。ハ ノイの中心部は、人口15万人を前提とした都市計画により開発されているので、 下水設備はきわめて不十分である。その一方、ハノイ西方の新興住宅地は沼地を埋め立てているので、別の意味で排水に不安が残り、注意が必要である。 住宅を借りる際には、一般に買い物、通勤の利便性を考えるが、ハノイでは市 場にあまり近すぎるのも、防犯上不安がある。騒音の点でも、明け方に鶏や豚を 屠畜する時の悲鳴が聞こえ、眠りを妨げられる地区もあるので、気になる向きは 事前に調べておくとよい。夜間のカラオケ騒音も考慮に入れる必要がある。 また、ハノイの中心街では、通勤時には道路が自転車とバイクの洪水となるの で、なるべく混雑しない道路を通って通勤できるような土地を選択したほうがよい。 さらに、家の周囲に悪臭などの原因となるごみ置き場はないかも調べておく必要 がある。 防犯対策としては、住宅の周辺の治安はよいか、一軒家を借りる場合は、家 の塀の上に有刺鉄線、窓に鉄枠がついているかどうかを調べる。 家の設備については、電話、車庫、冷蔵庫、エアコン、使用人の部屋、必要な 家具などが整っているかどうかをチェックする。候補物件へは、部屋のリニューア ルや建て替えが終わる前に案内されることが多いが、完成を待ってから訪れ、不 足分があればそれを補充するようにあらかじめ交渉しておくのが賢明である。家 具などに関しては、自分で購入したほうが満足できる場合もあり、専門店に頼め ば、かなりよいものが調達できる。 また、給湯設備や給水タンクの容量は十分か、タンクに揚水するポンプはきち んと動くか、給電容量は十分か、停電の頻度は高くないか、などのチェックも怠ら ないこと。住宅は新しいほうがよいが、家具や電話のことを考えて、外国人が入 居していたあとに入るのもひとつの方法である。この場合、家賃の目安がつきや すいというメリットもある。 家の建物自体については、老朽化していないかをチェックする。老朽化した住 宅の一部には、まれに歴史的建造物に指定されていて改築ができないケースも あるので、注意を要する。 家主の人柄も重要な要素で、後々のトラブルを回避するために、家主の家族 も含めて十分に吟味すべきである。
3.4 住宅の契約
  サービスアパートなどは契約書の書式に従って契約を行う。礼金は、最近はな くなったが、借家人が家具などを事前に揃えることを要求した場合、家賃の前払 いを求められることがある。この場合にも、解約の方法などを明記した契約書を 作成すべきである。
3.5 家電
  電圧 ベトナムの電圧は220V(南部では110V併用のところもある)、50Hzである。日 本の電化製品を使用するには変圧器が必要なので、日本から持参するか、現地 で入手する。部屋に110Vのコンセントがある場合でも、日本製品をそのまま使い 続けるのは故障の原因になるので、避けたほうがよい。

4. 衣料全般

4.1 一般事情
  ハノイは北緯21度、東経106度の湿潤冬季乾燥気候帯に位置し、回帰線の南 ではあるが、四季の区別がある。平均気温は、1月が一番寒く摂氏16.6度(東京 より11.4度高い)、一番暑いのは7月で28.8度(東京の8月より1.7度高い)であ る。
   旧正月(1月下旬から2月上旬の間)を過ぎると春になり、霧雨が降り続いて日 が差す日もまれになる。4月になると気温が上昇しはじめ、夏へ移行する。夏季 の最高気温は35度を超えて蒸し暑い日々が続く。日差しが強いので、外出時は 帽子やサングラスなどの遮光アイテムや薄手の長そでがあると重宝する。反対 に、冬の最低平均気温は8度で、年によっては5度まで下がることもある。したが って、冬はセーター、コート類、暖房器具が必要である。また、平均湿度が一年を 通して80%以上と多湿である。 都市部のベトナム人の一般的な服装は男女とも洋服で、スカートをはく女性も 増えてきている。高齢の女性は、アオガバといわれる伝統的な大衆衣装にノンと 呼ばれる編みがさをかぶっている人が多いが、若い女性にはほとんど見られな い。ベトナムの民族衣装として有名なアオザイを身にまとった女性も、ハノイでは ホテルや航空会社、飲食店を除いて、街なかではあまり見かけられない。
4.2 礼装
  パーティー 男性は背広、女性はスーツやカクテルドレスでよい。しかし、多少ラフな服装(ノーネクタイなど)でも問題はない。夏場はワイシャツだけのほうが、ふつうであ る。女性の場合はアオザイを作って着てもよい。
  冠婚葬祭 礼服は特に必要なく、色柄などを考慮すればよい。結婚式では、ふだん着で来 る人も多く見られる。葬式では、明るい色彩の服を避けるように気をつけ、男性 は白いシャツに黒ネクタイか、夏場は白いシャツだけでもよい。
  その他の留意点 日本から持参したほうがよい礼服として挙げられるのは、女性の場合は和服 である。各国の人たちが列席するパーティーなどでは、訪問着を着ると喜ばれる ことが多い。ただし、エアコンのない会場では勧められない。ベトナムは非常に湿 度が高い国なので、衣料品を保管する時は、ジッパー付きの密封できる袋などに 入れ、防虫剤、除湿剤を入れる。 他人の家を訪問する場合は、暑いからといって半ズボンで行くと失礼になるこ とがあるので、注意する。しかし、サンダルばきでも失礼にはならない。

5. 食生活

5.1 外食
近年、ハノイ市内には、外国人向けの高級レストランや、ピアノやバイオリンの 生演奏があるカフェが多くできた。また、デリバリーや弁当などのサービスを行う 飲食店も多くある。
飲食店 ハノイにある飲食店は、次のとおりである(詳細はイエローページを参照)。

★日本料理

・おはん
・江戸
・紀伊
・サイゴンさくら
・匠(しょう)
・千恵
・日本橋
・はなむら
・弁慶
・キャピタルガーデンホテル
・Newさけ
・こかげ
・レストランMizuumi
・四季
・赤とんぼ

★中国料理

・Quan Gio Moi
・桃季Tao-Li
・Lotus
・ハノイホテル(河内大酒店)
・ファーストレストラン(甲天下飯店)

★ベトナム料理

・インドシナ(Indo China)
・プレジデント・ガーデン(President Garden)
・オペラ(Opera)
・ブラザーズ・カフェ(Brother's Cafe )
・ナム・フ―ン(Nam Phuong)
・シーズンズ(Seasons)
・トゥイータ(Thuy Ta)
・サンホー(San Ho)
・ホアスア(Hoa Sua)
・ブラザーズ・カフェ
・チャーカーラボン(Cha Ca La Vong)

★西洋料理・各国料理・カフェ

・メディテリーニョ(Mediterraneo)
・アル・フレスコ(Al Fresco's)
・リトル・イタリアン(Little Italian)
・ソーホー(Soho)
・タンドール(Tandoor)
・バンコク・ハノイ(Bangkook Hanoi)
・ディーバ・カフェ(Diva Cafe)
・韓國館(Han Kook Kwan)
・リトル・ハノイ(Little Hanoi)
5.2 食料
  一般事情 ベトナムの食料事情は、ここ数年で大きく変わっていて、特にSEIYUの開店に よって多くの日本食や日本製の日用品が購入できるようになった。SEIYUでは、 調味料、生鮮食品(パックされた刺身、肉類、果物、乳製品など)、インスタント食 品、冷凍食品、飲料、酒類、菓子類などが充実しているが、価格は日本の約2~3倍と割高。デリバリーサービスも行っている。 そのほか、ハノイタワー1階のCitimartやMiniMart、Fivimart、Intimexなどでは、 数多くの日本食や輸入食品が揃っており、菓子類、缶詰、冷凍食品、インスタント 食品、飲料、酒類などが充実している。 最近では、生鮮食品を売るミニスーパーがいたるところに見受けられ、食料の 入手に不自由を感じることは少なくなった。しかし、現地の市場や路上で食料を 購入する時には、選び方に十分に注意する必要がある。野菜・果物類は、旬のも のを購入すること。時期はずれにはよいものがなく、値段も高くなる。また、現地 の人から情報を得て、有害な農薬などが付着した可能性のある野菜・果物類は 購入しないように気をつける。低農薬、有機栽培の野菜を売買する店もある(会 員制で注文を受け付け、宅配が主)。 夏は、果物による食中毒が多く発生するので、カットされているものは避けて 皮のついたものを購入するなどの注意が必要である。 肉は、牛肉、豚肉、鶏肉のほか、ベトナム流ハム・ソーセージがいつでも入手 できる。肉自体は新鮮だが、路上で販売されている上に、夏は炎天下に一日中さ らされているので、購入するのなら、朝一番のおろしたてを購入することを勧める。
  魚は、ライギョ、ウナギなどの川魚や、大きな市場に行けば、海魚、イカ、カニ、 エビなどが手に入る。購入の際には、必ず鮮度を確認すること。確実なのは、生 きているものを購入することである。
5.3 主な食品の出回り状況
  <米、めん類> 米は年中出回っており、不足することはない。ベトナムの米はインディカ米なの でパサパサとはしているが、値段の高い香米やもち米を混ぜるとおいしく食べら れる。ベトナム産の日本米(コシヒカリ)は、大きなスーパーマーケットで購入でき る。米の生めん(フォー)や乾燥春雨(ミエン)、春巻用の皮などはどこでも入手で きる。 インスタントめんも、焼きそばのような大袋入りのものから、インスタントラーメ ンのように1食ずつパッケージされたものやカップめんまで、豊富に出回ってい る。   <パン> フランスパンは、いたるところで販売されている。それほど多くはないが、街の パン屋では菓子パンやサンドイッチ、食パンなども販売している。ハノイでは、 SOFITEL METROPOLE や HILTON HANOI OPERA 、 HOTEL NIKKO HANOIや、HANOI DAEWOOホテルのビジネスセンター1階の売店でも、おいし い各種パン、ケーキを販売している。

    <肉、魚類> 牛肉はかたく、味もそれほどよくない。また、牛肉と称して水牛の肉を売ってい ることもあるので、行きつけの店で買うようにするとよい。豚肉は最も多く出回っ ている。鶏肉は肉がしまっていて味がよく、生きたまま購入できるほか、生肉や、 丸のまま煮たものも販売されている。ほかに、アヒルや鴨も出回っている。挽肉 は、市場で購入時に挽いてくれる。 ベトナム流ハム・ソーセージはどこでも入手できるが、いわゆる日本でも売られ ているような一般的なハム・ソーセージは、大手スーパーマーケットでさまざまな 種類のものが買える。 魚については、たいていの市場で生きた川魚が売られている。大きい市場で はサワラ、白身の小さい魚、イカ、エビ、カニ、ハマグリなどが購入できる。ほかに 輸入物の魚肉缶詰、ベトナム産のツナ缶やイワシのトマト煮も出回っている。エ ビやイカ、白身のフィレ、ダイスカットのサーモンなどは、大型スーパーマーケット で冷凍食品にして販売しているものもある。 また、SEIYUでは、パックされた肉やハロン湾でとれるマグロ、フエダイ、アジ などの魚類を販売している。

  <野菜、果物> 野菜は、ジャガイモ、ニンジン、タマネギ、ナス、カブ、ウリ、キャベツ、モヤシ、 大根、白菜、トマト、キュウリ、青菜、香味野菜などが年中出回っているが、冬季 はやや品薄になる。レンコンや高原野菜も大きい市場で購入できる。干しシイタ ケやキクラゲ、フクロダケも年中入手できる。 豆腐は、路上や市場などでよく売られているが保冷されていないので、ベトナ ムでは通常揚げ豆腐にするなど、火を通して食べる。ベトナムの豆腐は、トウモロコシ粉などを大豆に混ぜて作るため、日本のものとはやや味が異なるが、木綿 豆腐に似た感じでなかなかおいしい。 果物は、南部から輸送されるパパイヤ、マンゴー、バナナ、パイナップルなど、 多種類の熱帯果物やドラゴンフルーツ、スイカ、かんきつ類が年中手に入るが、 冬季は品薄になり、割高で味も落ちる。ほかには、中国産のリンゴ、モモ、カキ、 ナシ、ブドウなどもある。ベトナム北部特産のライチは絶品だが、出回るのは6月 中旬ごろに限られている。 果物を購入する時は、現地の人の情報をよく聞き、危険な農薬が使われてい るものは避けるようにする。

  <卵、乳製品> 卵は、鶏のほかアヒルの卵、ウズラの卵も出回っている。ただし、夏季は腐っ ているものもあるので、信頼できる店で買う。また、現地の卵を生で食べるのは、 避けたほうがよい。 牛乳は、国産のボトルのものが多く出回っている。また、外国製の紙パック入 りのもちのよい加工を施した牛乳も出回っている。チーズやバターは、スーパー マーケットなどで輸入品が購入できる。ヨーグルトは、国産・輸入製品のほか、喫 茶店で自家製のものを出している。アイスクリームも国産や外国産のものが出回 っている。

  <調味料、食用油> 各種調味料、食用油ともに、一般の店で入手できる。また、SEIYUでは、しょう ゆやわさびなど日本の調味料のほか、みりんやみそ、インスタントだしなども常 時購入できる。

  <酒類> ビールが最も豊富に出回っており、ベトナム産(ジョイントベンチャーやライセン ス生産も含めて)の缶ビール、瓶ビールや輸入品(主に缶ビール)が容易に入手 できる。ほかに、庶民向けのビアホールなどでは、ベトナム産の生ビールが安く 飲め、ペットボトルに入れて持ち帰りもできる。しかし、必ずしも衛生状態がよいと は限らないので、注意が必要である。 ベトナム独自の酒類としては、甘いワインや焼酎に似た米酒、各種の薬用酒 があり、主に瓶製品が出回っている。ほかに、ワインやウオツカ、ジンなど、輸入 物の各種洋酒も多く出回っているが、偽物が混ざっていることがあるので、信頼 できる店で買うとよい。また、最近では、グラスワインやカクテルなどを出すショッ トバーやカフェレストランなども増えている。日本酒は、スーパーマーケットで購入 でき、特にベトナム産日本酒「越の一(えつのはじめ)」は安くて人気がある。

  <飲料水> ミネラルウオーターは、ベトナム産および輸入物のペットボトル入りのものが各 種出回っている。
5.4 食料の入手
 日本料理の食材や輸入品が入手できるスーパーマーケットは次のとおりである。
・SEIYU(西友)
・Citimart
・Hanoi Organics
・CITY MART
・Western Canned Food Minimart
・Intimex
・FiviMart
・Marco-V Tower
5.5 食器、調理器具
 食器、調理器具などの入手 冷蔵庫、電気炊飯器、電気コンロ、電気ポットなどは、日本製を含め市内に多く出回っている。ベトナムでは最近はプロパンガスがかなり普及してきており、日 本製コンロの販売店がいたるところにあってガスボンベの宅配も行われている。 鍋、フライパン、包丁、すりこぎなどの調理器具が、輸入品も含めて市内のスーパーマーケットや市場で豊富に販売されている。皿、コップ、茶わん、はし、フォーク、スプーンなどの食器類は、輸入品を中心におおむね良質のものが豊富に 入手できる。

 日本から持参したほうがよい食器、調理器具 和食器は、もてなし用のものがあれば便利なので、日本から持参したい。 トースター、ミキサー、オーブンレンジ、電子レンジ、ホットプレート、圧力鍋、中 華鍋、ボール、泡立て器などは、ブランド、種類、デザインなどにこだわらければ、 ベトナムでも十分に入手可能である。 電圧は220Vであるが、変動幅が大きく、停電は日常茶飯事である。電気製品 の故障の原因にもなるので、冷蔵庫などには電圧安定器(スタビライザー)を使 用したほうがよい。なお、スタビライザーや変圧器は現地で調達でき、LIOAなど の保証書付きの商品も販売されている。

6. 生活用品の購入

6.1 家電製品
  街なかでは、SONY やPanasonic 、National 、JVC 、SANYO などのほか、 SAMSUNGやDaewoo、PHILIPSの看板を掲げた家電製品店が多く見られる。 安価な家電製品には、中国製、タイ製のものが多い。
テレビやビデオデッキ、電話機などは一般家庭にも比較的普及しており、エア コンや冷蔵庫、電気洗濯機(前開き式の自動洗濯機が多い)、ファクシミリ電話機、 CDラジオカセットなども購入できる。価格は日本と同程度である。
しかし、なかには密輸されたものや不良品もあるので、購入する際には注意が 必要である。また、現地で売られているCDやDVDソフトなどはコピー商品がほと んどで、日本から持参したデッキでは再生できない場合がある。最新のパソコン 機器やMDはほとんど見かけない。カセットテープや電池(日本製、ベトナム製、 中国製のものがある)、フロッピーディスクなどは、雑貨屋でも売られている。
6.2 家具
家財道具類は、以下の店で購入できる(詳細はイエローページを参照)。

<家具>
・A Design
・Deita Deco
・Furniture Gallery
・T.T Interiors
・Hoang Anh
・Dome
・Nha Xinh
・Quang Vinh

★カーペット
・Tada
・Woolien Shop

★レース・小物
・Tan My
・Tan My's Son
・Craft Link
・Craft Window
・Mosaique

★時計
・Bao Tin
・Rado & Omega Shop, Seiko Shop
・New Watch

★花
・Hoa co may (233A Hue通り)
・E-Motion
・Javeco

★グラス
・Glass Star
・Bohemia Crystal Co., Ltd
・Bohemia Crystal

★額縁
・Doan Trung
・Thien Phu
6.3 日用品、雑貨
  SEIYU、Citimart(イエローページ「ハノイ編 5.スーパーマーケット」を参照)な どのスーパーマーケットや市場で入手できる。文房具は、ドイツ製や中国製があ るが、日本に比べて質が悪い。日本製は高価である。
6.3 工具、素材
  ハノイ市内には業務用の専門店しかなく、地元の人などに買いに行ってもらう ほうが確実なものが購入できる。

7. 金融機関

7.1 金融機関
 ★銀行
現地で日本人がよく利用する銀行は以下のとおりである(詳細はイエローページ を参照)。
・東京三菱銀行
・みずほコーポレート銀行
・ANZ銀行
・Citibank(シティバンク)
・Vietcom Bank(ベトコム・バンク)
・ABN-AMRO Bank
・May Bank
・Credit Lyonnais(クレディ・リヨネ)
・Indovina Bank(インドビナ銀行)

 ★口座の開設と閉鎖 パスポートとそのコピーを持参すれば、その場で口座を開設できる。開設時に は保証金として50米ドル程度(銀行によって異なる)の現金が必要である。 口座を閉鎖する時もパスポートを持参し、窓口で処理を行う。

 ★小切手 ベトナムでは小切手の使用は一般的ではない。

 ★換金方法 両替は、上に挙げた金融機関のほか、空港内の銀行、市中銀行、両替所、 中・高級ホテルのフロント、ゴールドショップなどで可能である。銀行の営業時間 は、月~金の8:00~11:30、13:00~15:30で、ANZ銀行には24時間利用可能 なATMがある。 為替レートは2003年6月現在1米ドル=1万5400ドン程度であるが、両替する 場所によって差がある。また、ベトナムでの換金は、ビッグノート(50米ドル以上)、 ミドルノート(20米ドル以下)に分類され、額面の大きいほうがレートも高い。 なお、外国人は、両替の際にパスポートの提示を求められることがある。 トラベラーズチェックは、各銀行や中・高級ホテルのフロントなどで両替できる。
レートは各銀行のキャッシュレートと同じだが、手数料がかかる。手数料は銀行 やホテルによって異なり、ドンに替える場合は0.5%、米ドルの場合は1.25~1.5%程度かかる。
 円からの換金は、一部ホテル、銀行で可能だがレートが悪い場合が多く、米ド ルからの換金が有利で、一般的である。
7.2 クレジットカード
 ベトナムでの通用度は、VISA 、MasterCard が最も高く、続いてAmerican Express、JCB、Dinersの順になる。ただし、利用できる場所はホテル、航空会社、 高級レストラン、高級衣料品店などに限られる。 CD、ATMも設置されつつあるが、一般にはまだ普及していない。

8. 交通事情

8.1 交通手段
 ★一般事情
ハノイの主な交通手段は、バス、タクシー、バイク、自転車、シクロ(人力三輪 車)などである。一般庶民の通常の移動手段としては、バス、バイク、自転車が 主流であり、徒歩で移動する人はほとんどいない。ハノイの市内バスについては、 かつては地元の人にも不人気であったが、最近ようやく新車が導入され、路線も 整備されるようになり、利用者も徐々に増えてきている。 ハノイ、ホーチミンといった大都市ではバイクの交通量が多く、車、自転車と入 り乱れて走行しているため、交通渋滞の原因となっている。その混雑に交通マナーの悪さがいっそうの拍車をかけ、接触事故などが絶えず起こっており、交通事 情は劣悪といえる。 ハノイの道路は、おおむね舗装されてはいるが亀裂や凸凹が多く、自転車な どで混雑しており、車同士の無理な追い越しも非常に多いので、自分で車を運転 することは避けたほうがよい。 雨季には山間部で土砂崩れや落石が頻発し、幹線道路でも何時間も遮断され ることがある。また、橋の整備は遅れており、老朽化のために穴が開いていると ころもある。
⇒タクシー: タクシーは無線式で、電話で呼び出すことができる。料金はメーター式で、たと えばHanoi Taxiの基本料金は1万1000ドンで、1kmごとに7500ドンずつ加算され る。空港までは片道10米ドルである。いずれもエアコン完備の新車である。 利用時間は午後12時くらいまでで、それ以降は白タクしか利用できないことが 多い。支払いは米ドルまたはドンでできるが、ドルの端数はドン払いとなる。チッ プは不要である。 主なタクシー会社は次のとおり(詳細はイエローページを参照)。
・Hanoi Taxi
・CP Taxi
・Mai Linh Hanoi Joint-stock Company(マイ・リンタクシー)
・Thanh Hung Taxi

⇒シクロ: 以前は台数も多かったが、今では大都市での観光客相手の乗り物となってお り、数は減り続けている。ホテル前や観光名所など、観光客が集まる場所で多く 見かける。運転手のなかには不心得者もいるので、利用する場合は早朝や深夜 の人が少ない時間は避けたほうが無難である。 外国人料金の目安は1kmあたり3000ドンが相場であるが、乗る前にきちんと 行き先を告げ、値段を交渉しておく必要がある。外国人と見ると近距離でも1米ド ルなどと言ってふっかけてきたり、到着後に「疲れたから」などと言って追加料金 をせびられるケースもあるので、毅然とした態度をとることが必要である。
⇒バス: バスは郊外まで乗っても料金が2500ドンと格安で、最近は新車が導入されて 路線も整備されつつある。しかし、ラッシュ時には時間どおりに走らないなどの理 由で、ベトナム人にも今ひとつ不人気である。 長距離バスは常に混雑しており、乗り心地も悪い。したがって、長距離を移動 する時は、自家用車を利用するか、運転手付きのハイヤーを頼むことが多い。
⇒鉄道: 鉄道は、ハノイ~ホーチミン間を32時間で走破する最速列車をはじめとして、 各種の列車が運行されている。しかし、運賃が高いにもかかわらず時間がかか り、移動手段としては不便である。また、車内での盗難も多発しているので、利用 の際は十分に注意する必要がある。
⇒航空: 国内航空便は、ハノイとホーチミンや、両市と地方都市を結んでおり、中長距 離の重要な足となっている。これまで国内線はベトナム航空が独占状態だったが、 市場経済の導入にともない、パシフィック・エアラインなどが参入するようになっている。
 幹線にはボーイング機やエアバス機が使われているが、地方都市へは旧ソビ エト連邦製のジェット機やプロペラ機が使われている。なお、目的地に72時間以 上とどまる場合には、国内線でもリコンファームが必要なので、注意する。 また、ベトナム航空では預かり荷物の重量超過料金は厳しく要求するが、機内 持ち込み手荷物に関してはチェックがゆるいため、利用者が山のように荷物を持 ち込むことが多い。その分、機内が混雑するので、早めに搭乗することを勧め る。
各航空会社のオフィスはイエローページを参照。
・ベトナム航空
・パシフィック・エアライン
・キャセイ・パシフィック航空
・シンガポール航空
・タイ航空
・マレーシア航空
・日本航空
・エールフランス
・中国南方航空
・アエロフロート
・ラオス航空

 ★空港から市内への移動 エアポートタクシー(ハノイ中心部まで10米ドル)を利用する。

 ★自家用車を利用する場合 ハノイの道路は、整備状況が悪いところが多く、自転車、バイクで混雑している のに加えて無理な追い越しなどが平然と行われているので、車の運転は現地の 事情に詳しいベトナム人ドライバーに任せたほうが無難である。また、ヘッドライト が片方しかない車や、盗難に遭ってランプ類がまったく点灯していない車も走っ ているので、夜間の運転は相当の慎重さが求められる。なお、自転車はすべて 無灯火なので要注意である。 ウインカーを点灯しない(あるいは点灯できない)バイクや、突然進路を変える 自転車、脇見運転などが非常に多い。どの車もクラクションを鳴らしたりしている が、これには車の接近を知らせる安全策の意味合いがあり、遠慮して鳴らさない とかえって危険である。子供の道路への飛び出しはあとを絶たず、郊外に出ると、 家畜が不意に飛び出してくることもある。 したがって、市内、郊外ともに自分での運転は極力避けたほうがよい。

 ★レンタカーなどを利用する場合
ハノイには車だけを貸すレンタカー会社はなく、通常は運転手付きで借りる。ロ ジテム、レッドリバートラベル、ハノイツーリズムなどの旅行代理店に依頼する。
2003年4月現在の車両の借り上げ料金(運転手、ガソリン込み)の目安は、セ ダンが1日37米ドル、超過勤務1時間につき4米ドル、バン・ミニバスは、15席(8 人用)が1日41米ドル、超過勤務1時間につき4米ドル、25席(10~15人用)が1 日55米ドル、超過勤務1時間につき5米ドル。四駆タイプは、1日40米ドル、超過 勤務1時間につき4米ドルになっている。

 ★地図 ベトナムの全部の省を網羅した冊子の道路地図やハノイ市内地図は、ホアン・ キエム湖周辺の書店などで購入できる。主要道路の交差点には案内版が設けら れており、国道や省道沿いには1kmごとにマイル・ストーンが置かれているので、 便利である。